2歳5ヶ月  蛇を見せる 

蛇を見せる 

父が庭でヘビを見つけて缶に閉じ込めました。
そこで私は、まだ本物の蛇を見た事のない息子に蛇を見せてやろうと思いました。

私自身は蛇を毛嫌いするほど嫌いではないのですが、好きな動物でもありません。
ちょっと気持ちが悪かったのですが親の先入観を子供に押し付けてはいけないと思いましたし、実験的に息子がどのような反応を見せるかも楽しみでした。

「○○君、おじいちゃんが蛇を捕まえたよ。蛇を見せてあげようか」と言って一緒に缶の所へ行きました。

「先入観を与えずに」と思いつつ枝で缶の蓋を開けたのですが、つい「恐る恐る」という感じになってしまったのです。

開けた途端に蛇がニョローっと首を出し、私は思わず「ギャーッ」と大声を上げてしまいました。

急いで蓋をして缶から逃げるようにして離れたのですが息子は、大笑いしながら私と一緒に逃げて来ました。
「あれ?怖がっていないのかな?」と思ったほど嬉しそうな笑いでした。

実はこの大笑いは自分の恐怖心を隠す笑いだったらしく自分から缶に近づこうとはしないのです。
それでもやはりかなり興味があり怖さはあるものの見たくてたまらないので、「お母さん、蛇見に行って」と言ってもう一度蓋を開けて欲しいというのです。
それなのに自分はずっと後の方に立って「ここでじーっと見てるからね」などと言って缶に近寄りません。」

私ももう蛇を見たくなかったので「お母さんはもう見たくないから おしまい」と言ってこの蛇事件は終わりにしました。

先入観を与えずに物事を教えようとしましたがその点では失敗したようです。

後々は何でも掴んでは遊んだりした息子ですが、その頃はまだ、蛙さえ気持ち悪がって持てませんでしたので蛇など平気で見たり触ったり出来るとは思いませんでした。
しかし本物を見せる事が今回の目的でしたから一応これで良しとしました。

臆病ではあったのですが、生き物には大変興味があり、カタツムリ、魚、蝉などは触ったりつかまえる事が出来ました。

そうして捕まえてはちょっと見て満足するとすぐに「逃がしてあげる」と言って放していました。

2歳半の頃はこんな感じでしたが、こうして昆虫や動物を見せたり触らせたりしていましたので、幼稚園に行くようになった頃には息子は昆虫など生き物が大好きになっていました。

父の畑で見つけたバッタを自分の鼻の上に乗せて喜んだり、カブトムシ取りに夢中になったり、カエル等は何匹捕まえたか分からないほど捕まえておばあちゃんをビックリさせるようになりました。


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