魚釣り

核家族のせいもありましたが、息子と私の日常の行動範囲は家周辺だけのとても限られているものでした。

ある日、夫の同僚と船に乗って沖釣りに行くチャンスがありました。

その時は息子にとって、さながら野外学習のような日になりました。

まず大好きな船に乗った事で「ふね、ふね」と大喜び。
船が沖に出るまでは海を見たり、我々の船の近くを通り過ぎる船を見て「大きいネェ」と言ったり、「この船より大きいね」なんて言うと「いやねぇ」などと言ったりして全く飽きる事がありませんでした。

そしていよいよ釣りが始まり、あちこちでハゼが釣り上げられると、喜んでそのハゼを掴みに行ったのです。

生き物に興味を持ち、蛙や料理用の烏賊も平気で触っていましたが生きた魚を掴むのは初めてでした。

ハゼの目に触って大喜びしたり、餌のゴカイも「ニョロニョロ」と言って餌箱を引っ掻き回し始めました。

その一方で、釣りをしている夫を励ますかの様に「おとーしゃん、がんばって」と呼びかけたりして大忙しです。

自分の知っている限りの言葉を使って自分の気持ちを表したり、知っている物を私に伝えようとしたり、何でもしてみようとしていたのです。

1歳7ヶ月の子供はまだまだ赤ちゃんの仲間みたいな存在ですが、そんな小さい子が色々おしゃべりをするので周囲のみんなが驚いて、息子を褒めはじめました。

その雰囲気が分かったのか息子はますます嬉しくなって知能を全開にして楽しんでいるようでした。

絵本で見たり 散歩中に橋から見るだけだった船に本当に乗る事が出来たのです。
そして、いつもと違う場所で色んな事ができたので嬉しくてたまらない様子でした。

本当にその日一日でいつもは出来ない沢山のことを体験させる事ができました。
と同時に、今までの復習をする場面もいっぱいありました。

始まったばかりの人生ですがその一瞬一瞬を言葉の力、物事を知っているという知的な力でよりを楽しむことが出来たのです。

「まだ赤ちゃんだから」とか「まだ何も分からないから」と勝手に決め付けて物事も教えないで放っておくと,この時期になってもまだ言葉もほとんどいえなかったり、感情もなかなか上手に表現できなかったり、物事に対する興味もあまり貪欲ではないでしょう。

「教えない」と言う事はなんと愚かな事でしょう。

生れた瞬間から赤ちゃんは既にこの世のことを知ろうとする意欲でいっぱいです。

そしてそれを受け入れる準備も出来ています。

産後お母さんの体調が整い次第、あなたが今まで生きて来て学んだこと知っていることを教え始めましょう。

どんなことでも赤ちゃんにとっては全て初めて知る事です。

そして、その多くをこの時期に教えてあげてください。この時期こそどの赤ちゃんも驚異的な力をもっていて信じられない程記憶できたり、学んだりできるのです。

でもいつも書いているように、遊びの一環としてゆっくり、自然に、優しく教えてください。

親は良い事、人生に必要な大切な事だけを教えてくださいね。
残念ながら、悪い事は他の誰かから教えられてしまいます。それを是正するのも親の役目ですが・・・

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